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暑い日には要注意!熱中症の初期症状「熱失神」を防ぐ方法と初期対応

2017年9月14日

 

夏になって暑い日が続きますと、体調を崩す方も多いと思います。夜も暑いために寝苦しくて睡眠もうまくとれず、体力もなくなってきているのですね。そんな中でスポーツ、レジャー、また戸外で作業をされたりしていて倒れる方もたくさんいるようです。緊急搬送されるというニュースもよく聞きます。ここまでいかなくても、夏休みだったということでお子様が外で遊んでいて帰ってきて、ずっとぐったりしているというこもありがちだと思います。これらは熱中症といわれていますね。今年は特に異常気象で、まだまだ暑い日が続きそうです。そこで今日は、熱中症のメカニズム、予防・対策について何度かに分けてお話しましょう。私はスポーツドクターもしていますので、スポーツ選手に対するアドバイスを一般の方向けに砕いてお話したいと思います。

熱中症についての概略

まず、熱中症といわれるものには「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」の4つのステージがあります。
それぞれをひとことで説明すると
「熱失神」は、初期の軽い状態で立ちくらみやめまいが起こります。
「熱けいれん」は、体のミネラル分が足りなくなり、足がつるなどの症状です。
「熱疲労」は、大量の発汗で頭痛や吐き気などをともなってきます。
「熱射病」は、けいれん、意識障害などでもう入院しないといけないレベルです。
この記事では初期の軽い状態である「熱失神」についてお話します。

なぜ熱失神は起こるのか?

熱中症はどういったことから起こるのでしょう。

熱失神の代表的な症状は立ちくらみです。では、どうして立ちくらみが起こるのでしょう。原因は血管の広がりと関係があります。からだが暑くなると血管というのは広がっていきます。しかし、からだの中の血液の量は変わりません。そこに、重力の影響を受けた血液は体の下のほうにいこうとします。すると血管が広がってしまっている分、頭に血液が届きにくくなります。これが立ちくらみとなるのです。冬は寒いため血管は収縮しますが、お風呂にはいると体が温まり血管が広がって、お風呂から出た時に立ちくらみがするのと同じことです。

さらに、長時間炎天下のもとにいると、体の熱を放出するため大量の汗をかきます。そして、汗を異常にかくと、体の水分やミネラル分が足りなくなります。
そうして体のバランスが崩れるわけですね。

熱失神のサインが出たらとるべき行動

大事なことは予防、また初期対応です。
早めに対策を講じ、ステージをあげないことです。
まずは何よりもこまめな水分の補給が一番の予防になります。口渇感、つまり喉の渇きを感じる前に水分を補給するようにして下さい。それでも炎天下にいて、立ちくらみが起こったら、まずは木陰にはいり、できれば風通しの良いところに行って身体を冷やし、水分や塩分ををとって下さい。

また汗が大量に出ている場合、水分だけでなく塩分やミネラルが体から奪われます。ですからそれらを補うためには、真水よりもスポーツドリンクが有効でしょう。またそれでも脱水症状になってしまうともう点滴が必要になります。病院に行くことをお勧めします。

実は戸外だけでなく部屋の中でも注意が必要

温度や湿度が高いところは家の中でも熱中症になることがあります。特に、高齢者はエアコンが嫌いな方が多く暑さ対策が不十分なことで熱中症になってしまいます。そういった意味では、最低限のエアコンの利用は必要かもしれません。エアコンで室温を下げることが予防になります。エアコンの温度の基準はどうですかと聞かれることがあります。個人差はありますが25~27℃くらいがいいのではないでしょうか。
また、乳児の場合には機嫌が悪いのは熱中症のサインの場合があります。さらに、ぐったりしているとかなり熱中症の進行がすすんでいる可能性があります。喉がかわいたとは言えないわけですから、お母様が気づいてあげるようにしましょう。

熱中症には普段から水分を取らない人がなりやすいとも言えます。普段から水分をこまめに取り、長時間炎天下にいることを避けるなどして熱中症にならないようにしてこの夏を乗り切りましょう。